4/3からアメリカでVirtural World 2008が開催されている。
その直前にIBMがセカンドライフのサーバ・ホスティングを開始するとい
うニュースが出てきた。
前々から、いろいろとIBMが動いているという噂はあったが、正式に発表
があった。
------------------------------
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0804/03/news086.html
IBM、企業向けSecond Lifeをホスティング
IBMは自社システムでSecond Lifeプラットフォームをホスティングし、顧
客が仮想空間に安全なカスタムエリアを作れるようにする。
[ITmedia]2008年04月03日 16時45分 更新
米IBMと米Linden Labは4月3日、企業向けの仮想空間ソリューションで
協力すると発表した。この提携の下、IBMは自社のシステムで3D仮想空間
Second Lifeの法人向けバージョンをホスティングする。
IBMは、自社のファイアウォール内に置いたサーバでLinden LabのSecond
Life Gridプラットフォームを動かす。Second Life Gridは、企業がSecond
Life内に公開あるいは非公開の専用スペースを設置できるようにするプ
ラットフォーム。これをIBMのファイアウォール内で運営することで、顧客
は仮想空間にセキュアなカスタムエリアを設置できるという。
------------------------------
IBMとしては、セカンドライフが広がることによって、彼らのサーバー機の
販売ビジネスが進展するというのを狙っているのですね。
でもって、今回のように、専用機として組み込んで販売すれば、他には、
手が出せないビジネスとなり、IBMからしか買えないようになります。
先日、リンデンラボのIan氏が来日したときに、オープンソースには、しな
いと言っていたことの答えの一つがこれですね。そう、オープンソースに
しないで、IBMだけに提供していけば、IBMは、それでビジネスになる。
そういう仕組みです。
そして、ここまでセカンドライフのビューワーが広まっていることで、
ユーザが慣れているということが大きく影響してくる。
いろいろ動き始めています。